舞踏会で真夜中に踊られるダンスの一つが「カドリール」です。午後2時などに2回目があることもよくありますし、オーパンバルでは3回目まであります。そこでは三種類の音楽が演奏されます。
ドイツ語でQuadrille(クァドゥリッレ)、日本語でカドリールまたはカドリーユと呼ばれるダンスは、フランスとイギリス発祥の古典舞踊で、男女のカップルごとに列に並んで踊られます。たまたま正面に並んだカップルと、挨拶を交わしたり、女性を交換したりしながら踊ります。現在の舞踏会で踊られるカドリールは、ヨハン・シュトラウス2世のオペレッタ「こうもり」からの6つの音楽からに合わせた振り付けを、お客さん皆で踊るものです。
舞台上に立っているダンス教師が動きの説明をするのですが、お客さんのほとんどは、振り付けを知らないか、忘れてしまったかで、間違いながら踊ります。曲が終わってふと見ると、知らない女性が横に立っていたり、男性同士で並んでいたりと、ハプニングがあればあるほど面白いものです。とても楽しいですので、ぜひ参加してください!
カドリールの様子はこちらの動画をご覧ください。