ウィーンあれこれ

伝統の終わりと新しいアイデア

ウィーンにあるプライナー音楽院

長い歴史を誇る重要な音楽教育機関でしたが

2020年に破産を申告したことで

多くの学生や教師たちに影響がありました。

 

プライナー音楽院は100年以上前に設立され、

多くの音楽家がそこで学び、技術を磨いてきました。

クラシックから現代まで幅広い分野で

教育プログラムを提供していました。

多くの卒業生や講師が、音楽院が彼らの個人的な成長や

キャリアの発展にどれほど重要だったかを強調し、

その終焉に対する悲しみを表明しています。

 

プライナー音楽院の破産は、

財政的な問題と組織的な課題の組み合わせに

起因しているそうです。

過去数年間、学生数の減少や

他の音楽機関との競争の激化に直面してきました。

さらに、パンデミックの影響により、

音楽院の財政状況はさらに悪化し

破産を申告するに至ったということです。

現在は、だれもが利用できる練習室として

一般に開放されています。

ドイツのピアノ製造会社ベヒシュタインが経営する

Musik Quartierという音楽用

仕事スペースがウィーン市内に4ヶ所あり

旧プライナーの建物がその一つです。

美しいホールでは演奏会も開くことができます。

練習室はオンラインで予約可能で

部屋の大きさやピアノの種類によって

値段が設定されています。

一時間3ユーロから利用できます。

ウィーン滞在の合間に

訪れてみてはいかがでしょうか☺️

 

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