訪問者やお客さんに声をかけられたら、噛んでいるガムをどうするのが正しいのでしょうか?
良い印象は与えないと分かっていても、そのまま話しますか?それとも、急いで捨てるべきでしょうか?飲み込んでしまうのは、身体によくありませんね。
チューインガムは、1870年頃アメリカでまずラテックス(ゴムノキの樹皮に傷をつけるとにじみ出る乳白色の粘性のある液体)から製造されたのが始まりで、最初に有名になったのは”オレンジ”風味だったそうです。
その後世界中に広まり、ヨーロッパのマナーの領域にもたどり着きました。
ではさっそくチューインガムのマナーを見ていきましょう。
人と話す時は、ガムを噛んではいけない
人と接する際にガムを噛むことは、相手に対して大変失礼です。
レセプションでも、舞踏会でも、会議でも、ガムを噛むのは控えましょう。
よって、冒頭の質問の答えは、
「これは起こり得ない!」
です。
仕事中やレセプションなどの場では、そもそもガムを噛んではいけないからです。
ダンススクールでも、ガムを噛みながら踊ることは禁止されています。
ガムを噛みながら踊るのは、ダンス相手に対して失礼なのはもちろん、噛むリズムによってステップが惑わされてしまいます。
また不意に床に落としてしまった瞬間に誰かが踏んでしまう確率が高い、というのも大きな理由です。
ガムを噛むのは目立たないように
ニコチン・ガム、口腔衛生のためのガムや、息をリフレッシュしたいときなどにガムを噛むこともあるでしょう。
そういう時は、口を閉じたまま、出来るだけ目立たないように噛みましょう。
もちろん風船を膨らませるのは断念してくださいね。
捨て方も大事
道に落ちているガムを踏んでしまった時の嫌な気分は忘れ難いものです。
人の迷惑になるような捨て方をせず、紙に包んでゴミ箱に捨てましょう。