ウィーンでは、年に少なくとも一回
煙突掃除屋さん(Rauchfangkehrer)が
煙突とボイラーの点検に来ます。
煙突掃除屋さんたちは黒い特別の服を着ているので
見たら一目でわかります。
そして、彼らに遭遇したら
洋服のボタンをつかむと
幸運を呼ぶといわれています。
煙突掃除屋さんは
とても古くからある職業で
今でもマイスターの制度があります。
人々の安全を担う職業だけあって
マイスターになるのは
とても難しいそうです。
数年前までお世話になっていた煙突掃除屋さんは
サンタクロースにそっくりな
マイスターでした。
その父親のあとを継いで
娘さんが女性煙突掃除マイスターになったそうです✨
今お世話になっているマイスターは
煙突掃除屋さんにはめずらしく
大学にも通ったアカデミカー。
「お元気ですか?」
「困ったことはないですか?」
と、いつも優しい言葉をかけてくれます。
点検が数分で終わってしまうと
「また来年ね〜!体に気をつけてね〜」
と言ってくれて
心があたたまり、なんだか
本当に御利益がありそうです!