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映画で観る舞踏会 ベスト3

第二次世界大戦前後に、オーストリア=ハンガリー帝国を舞台にした映画がいくつも制作されました。ここでは、その中から、舞踏会シーンがあるものをご紹介します。衣装や、セレモニーのしきたりなど、当時の様子が再現されていて、とても興味深いです。

Sisi (1955年)

皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とエリーザベートとの、出会いから結婚までを描いた映画。豪華な衣装と、建物の装飾に目を奪われます。狩や釣りのシーンでは、オーストリアの自然風景も楽しめます。フランツ・ヨーゼフのの誕生日を祝う舞踏会では、現代の舞踏会と同じようにカドリールが踊られます。

ロミー・シュナイダーが演じるエリーザベートは、今でも老若男女問わずオーストリアの人々の憧れです。この映画の続編が、2部・3部とあります。

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Wir bitten zum Tanz (1941年)

良家の子女のための名高いダンススクールと、新しくオープンするダンススクールが、ライバル戦を繰り広げます。若い男女の恋も絡んで、大混乱に陥るコメディー。

ダンススクールでの様子は、今でもほとんど変わっていません。高校生たちは、この映画の中で観られるように、何人もの相手と交換しながら踊ります。そこで交わされる会話も、当時から変わりません。例えば、ある若者が踊り相手になった女の子に「あなたも汗をかいていますか?」・・・会話にも練習と経験が必要ですね。ダンスは、ウィンナ・ワルツはもちろん、カドリール、ポロネーズなどが踊られます。

Wiener Mädeln (1945年制作・1949年公開)

作曲家で指揮者のカール・ミヒャエル・ツィーラーの代表作の一つ、ワルツ「ウィーン娘」が作曲された背景を、映画にしたものです。若きツィーラーは、ワル王ヨハン・シュトラウス2世のライバルに仕立て上げられました。

舞踏会でツィラーが女性と話していると、ある男性がやって来て、ツィーラーに「彼女と踊ってもよろしいですか?」と聞きます。ダンスに誘うときの、大事なマナーです。

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