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モーツァルトが最後に住んだ家

1756年にザルツブルクで生まれた作曲家

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは

1781年、25歳のとき

雇用主だったザルツブルク大司教コロレドとの

衝突がますます激しくなり、

ついに解雇されます。

そこで、ザルツブルクを出て

ウィーンに定住することを決意しました。

ウィーンでは、十数回も

住居を変えたそうです。

 

そして1791年には、

ウィーン1区の Rauhensteingasse 

(ラウエンシュタイン通り)

住んでいました。

モーツァルトはここで

「魔笛」や「レクイエム」

などの名曲を作曲し

1791年12月5日に

息を引き取りました。

その建物自体は1849年に取り壊されて

新しい建物が立ち

現在は、Steffl(シュテッフル)という

デパートになっています。

 

死因についてはいろいろな説があって

今でも謎ですが

オーストリア人の友達の何人かは

映画「アマデウス」で描かれていることが

事実だと思っているようです

ちなみに

この家の向かいには

現在もフリーメーソンのロッジがあります

 

すぐ近くには

モーツァルトやベートーヴェンも演奏した

カフェ・フラウエンフーバーや、

ハイナーなどがあったり

いくつものレストランやバー、

お店などが隣接しているので

地元の人も観光客もよく通る道ですが

「モーツァルトが亡くなった家」

と書いてあるプレートを見上げる人は

ほとんどいません。

ウィーンへお越しの際はぜひ

立ち止まってみてください。

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