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「私の家内の〇〇です」はNG?! 〜紹介する順序〜

 

Palais Palaviccini

「家内の〇〇です」と、夫が妻を男友達や同僚に紹介するシーン、ウィーンでもよく見かけます。

実は、これはマナー違反!

人を紹介するときにも、社交上の地位や、職業上の地位を考える必要があります。
今回は、どういう順番で、誰を誰に紹介すべきか、人を紹介するときのマナーを確認しましょう。

社交上の地位

まず、女性が男性より地位が高く、年長者が年少者よりも地位が高いということを頭に入れておきましょう。

上から:最年長の女性 → 最年少の女性 → 最年長の男性 → 最年少の男性

※ただし、若い女性と、彼女の祖父くらいの年齢の男性との間では、女性の方が上とは一概に言えません。この場合、Taktgefühl (マナー感覚)が必要になってきます。マナー感覚については、こちらをご覧ください。

職業上では、性別や年齢を問わず、仕事上の地位がそのまま反映されます。

「紹介する」に当たるドイツ語には2種類ある

1、VORSTELLEN(フォアシュテレン)

地位の違うもの同士、男性を女性に紹介するときに用います。ここで注意したいのが、地位が上の者に、下の者を紹介するということです。

例えば、自分の妻(女性であるので地位が上)に、同僚の男性を紹介します。

Darf ich dir meinen Kollegen Herrn Schubert vorstellen?

「会社の同僚のシューベルトくんを紹介します」

シューベルトくんに向かって「家内のエリーザベートです」ではNGです。

 

2、BEKANNT MACHEN (ベカント マッヘン)

地位が同じ者同士、つまり男性同士または女性同士を紹介するときに用います。

Darf ich euch bekannt machen?「ご紹介しましょう」

 

シュミレーションしてみましょう!

舞踏会で二組のカップルが偶然出会います。男性Aは自分の奥さんを同伴していて、男性Bは会社の上司である女性を同伴しています。男性二人は高校時代の同級生で、お互いを知っていますが、他の人たちは知りません。

まず、男性のどちらかが紹介儀礼の先頭を切ります。

男性A:「(自分の妻に)高校の同期のトーマス・シェーファーを紹介させてください。」

Aの妻エリーザベートがまず手を差し出して、トーマスはそれに応じて握手をします。

次に、もう一人の男性が女性同士を紹介します。

男性B (トーマス):「(女性二人に)クリスティーナとエリーザベートを紹介させてください」

エリーザベートとクリスティーナが握手します。

最後に、先頭を切った男性が紹介されます。

トーマス:「(自分の上司クリスティーナに)高校で同じサッカー部に所属していた、フランツ・シューベルトです」

さいごに

日本では、身内を先に紹介するのがマナーですが、ウィーンでは自分の妻であっても、一女性として扱い、まず妻に知人の男性を紹介します。ただし、知人の男性が例えば取引先の社長であったり、大統領である場合は、彼の地位の方が高くなります。

エルマイヤー氏も、舞踏会などでよく、一概には判断できないような状況に合うこともあると言います。そういう場合は臨機応変に、Taktgefühl (マナー感覚)をはたらかせましょう。

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マナーは正しければ良いわけではない

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