ウィーン国立歌劇場が主催する舞踏会、
Opernball オーパン・バル・・・
皆が憧れる舞踏会の一つです。
今シーズンは、2022年2月24日に
予定されていましたが
今日、その中止が発表されました。
前回に引き続き、2年連続での中止です。
興味深いことに、オーパン・バルの開催は
法律で義務付けられているそうです。
中止を決定できるのは、連邦政府だけ。
国に守られている舞踏会です。
オーパンバルの伝統は
ウィーン会議(1814〜15)の時代まで
さかのぼります。
この政治的な出来事に合わせて
宮廷歌劇場の芸術家たちは
ダンスのイベントを開催しました。
会議が一向に進まなかったため
「会議は踊る、されど進まず」
と評されたのが、有名ですね♪
今の国立歌劇場で開催されるようになったのは
1877年から。
ヨハン・シュトラウス2世も
指揮台に登場しました。
1918年第一次世界大戦に敗戦して
ハプスブルク帝国が崩壊した後も、
すでに1921年には
舞踏会が開催されるようになりました。