競技ダンスの世界で
テニスの世界大会ウィンブルドンに当たるのが
毎年5月末〜6月初めに開催される
ブラックブール・ダンス・フェスティバル
ブリティッシュ・オープンです。
会場となるのは、イギリスのマンチェスターの近く
ブラックプールにあるウィンター・ガーデンス。
第1回は1920年に行われ
今年は96回目を迎えます。
しかし、多くのダンサーと
元チャンピオンの先生たちや審査員たちが
今年はブラックプールに参加しないことを
表明しています。
ダンサーたちの踊る権利と自由を尊重し
公平な審査をしてきたブラックプールですが
その伝統がおかされようとしていると
彼らは述べています。
政治やマネー、エゴなど
ダンスとは関係ないところでの力が
働いているというのです。
これはとても残念なことで
競技ダンス界の危機だと言えるでしょう。
ブラックプールをボイコットするダンサーや先生たちは
1894年から舞踏会や競技会が開催されていた、
歴史ある会場ブラックプール・タワー・ボールルームで
独自の競技会を企画しています。
そこでは、ウクライナのダンサーへの募金も
行われるということです。