マナーの基本 服装のマナー

ドレスコードって何?〜カジュアルからフォーマルまで〜

今回のテーマは服装。パーティーの招待状に、ドレスコード:Black Tie (ブラック・タイ)と書いてあるとします。これは何を意味するのでしょうか?黒いネクタイ?!それではお葬式になってしまいますね。また、この場合、女性は何を着れば良いのでしょうか?TPO(時 time、所 place、場合 occasion)に応じた服装の使い分けについて、カジュアルからフォーマルまでを順番に見ていきましょう。

1. スポーツウェア

一番カジュアルなこの服装は、スポーツの際だけに着るもの。それぞれの種目に合ったものを着ます。ウィーンでは、スポーツの格好で近所に買い物へ行くのはあまり好ましくありません。

2. 余暇でのカジュアルな服装

男性:コーデュロイのスーツ、コンビネーション(上下が別の生地の、組み合わせ紳士服)。ネクタイは無くても良い。以前は、"紳士は茶色を身につけるべきではない" と言われたそうですが、今では茶色もお洒落になりました。

女性:パンツスーツ、ツインセット(同色のセーターと上着のアンサンブル)とスカートまたはズボン。



3. スマートカジュアル、ビジネスウェア

男性:スーツとネクタイ。スーツの色はグレーやブルー。

※上着のボタン:一番下はいつも締めないで、常に開けておきます。他のボタンは、座るときは開けて、立っているときは締めます。ダンスを踊るときも、邪魔になりますので、必ず締めましょう。

女性:上下揃いのスーツ。靴は先が閉じたもの。

4. より改まった服装

男性:濃い紺色またはブラックのスーツ。ワイシャツは一色(なるべく白色)で、カフス(袖口)が二重になっているものが望ましく、その場合はカフスボタンをします。

女性:kleine schwarze いわゆる "Little Black Dress" と呼ばれる、膝丈のドレス(もちろん黒でなくて良い)、エテュイドレス。



5. 結婚式など、日中の正式礼服

男性:Cutaway (カッタウェイ、カット)は、最もエレガントな、日中〜夕方6時頃まで着られるスーツ。ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のメンバーがニューイヤーコンサートで着ているのがこれです。または、Stresemann (シュトレーゼマン)という、カッタウェイに似たものもあります。カッタウェイとの違いは、上着の後ろ側が短いことです。シュトレーゼマンというドイツの外相(後に首相)が、車に乗るときにカッタウェイの尾が邪魔になるから短くしてくれ!と注文したのが始まりで、外国にまで広まったそうです。

女性:ロングドレス。エレガントで、シンプルなデザインのもの。スッキリとしたシルエットで、キラキラする装飾は付いてないものが望ましいです。

6. 夜の正装 "BLACK TIE"

男性:タキシード。ブラックタイは、黒の蝶ネクタイを意味します。忘れてはならないのがサスペンダー、カマーバンドまたはベスト、そして革靴。

女性:シンプルなイブニングドレス。丈は長い方が良いですが、さほど厳しく規定されていません。飾り付き。

7. 夜の正装 "WHITE TIE"

男性:燕尾服。白の蝶ネクタイ、白のベストが必須で、革靴は必ずエナメル靴を履きます。

女性:イブニングドレス。丈は、くるぶしより下までの長さ。好みで、スカート部分が大きく広がった形のもの。手袋は個人の自由です。



パーティーなどに招待されたら、ドレスコードをよく確認しましょう。自分だけ改まりすぎた格好をしていたり、逆にカジュアルすぎたりすると、とても気まずい思いをすることになります。ドレスコードが招待状に書いてない場合は、電話などで問い合わせても全く問題ありません。招待する側になった時も、お客さんが着るものに迷わなくて済むように、ドレスコードをはっきりと伝えましょう。

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