テーブルマナー マナーの基本

食事会でのナプキンの使い方

まずはナプキン

ナプキンはドイツ語でServietteと言います。ナプキンにもいろいろな種類があって、大きく分けて、より格式のある場で用いられる布製のものと、カジュアルな場で用いられる紙製のものがあります。とてもエレガントなレストランでは、Platzteller (プラッツテラー:位置皿、飾り皿、プレースプレート、サービスプレート。食事中には持ち上げられない、もしくはメインコースの前か後に持ち上げられる、大きなお皿)の上に、ナプキンがお花のように折られて、美しく飾られています。カジュアルなレストランでは、三角に折られて、左側に置いてあることが多いです。

レストランでは、メニューを見る前に、まずはナプキンを膝の上に広げます。ウェイターが手伝ってくれることもあります。ナプキンを広げて、長方形になるように半分に折って、膝の上に置きましょう。服を汚してしまうのを防いでくれます。食事中や食後、口にソースなどが付いたら、ナプキンで軽く押さえて拭きとります。

ワンポイントナプキンを二つに折って、折り目の方ををテーブル側、二枚に開いている方を自分の方にもってくると良いです。二枚のうち上の方の内側で口を拭けば、また膝に置いたときに汚れが見えないですし、服にも汚れが付きません。布製と紙製の両方が出された場合は、両方を膝の上に載せます。フィンガーボウルで指先を洗った後は、紙のナプキンで水分を拭きとると良いでしょう。

 

ナプキンをどこに置くかで、意味が違う

食事中に席を立つときは、ナプキンを適当に丸めて、椅子の上、または背もたれの上に置きましょう。ナプキンをテーブルの上に置くのは、「食事が終わった」というサインです。すべての料理を食べ終わって、招待者が「お開きにしましょう」という合図として、ナプキンをテーブルの上に置きます。その合図で、他の人たちも、ナプキンをたたんでテーブルの左側に置きます。

以上、ナプキンの使い方でした。ぜひ普段からお試しください!



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