テーブルマナー マナーの基本

ナイフとフォークの使い方

テーブルマナーは、日常においてもビジネスシーンにおいても、とっても大事です。まずは基本のナイフとフォークの持ち方をチェックしましょう。また、ナイフとフォークの置き方で、まだ食事中、もしくは食べ終わったという意志を伝えることができます。

50. Silvesterball in der Wiener Hofburg, Wien, 31.12.2019,
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Besteck スプーン・フォーク・ナイフ

ドイツ語のBesteck(ベシュテック)は、スプーン、フォーク、ナイフのことを指します。ベシュテックが左右にいくつも並んでいたら、外側から使っていけば間違いありません。

ベシュテックを使う際に大切なのは、親指、人差し指、中指の3本の指で持つこと。ときどき5本指で握る人を見かけますが、動かしにくいですし、見た目も美しくありません。3本の指で、できるだけフォークの先やナイフの刃から遠いところ、つまり柄の上の方をもち、柄の端が、手のひらの中心に当たるようにします。

使用中または使用後のナイフやフォークは、テーブルにもテーブルクロスにも触れないようにしましょう。ベシュテック全体がお皿の上に載るように置きます。また、ベシュテックを手に持っているときは、ベシュテックを振り回しながら身振り手振りを使って話すことは避けましょう。

Löffel スプーン

スプーンは右手の3本指で持ちます。薬指と小指はお休みしててもらいます。オーストリアでは、一般的に楕円形のスプーンが使われています(イギリスは円の形が多い)。柄が身体に対して直角になるようにして、口へもっていきます。

そこで注意したいのが、スプーンに載せる量。スープなどを、スプーンに目一杯載せて口に運ぼうとすると、いくら運動神経が良くても、途中でこぼしてしまう可能性があります。また、スプーンに載っているものを、2回以上に分けて食べるのも上品ではありません。口から出てきたスプーンに、まだアイスクリームが載っていると、見苦しいものです。一回で口に入れられる量を載せましょう。

スープを食べ終わったら、スプーンは受け皿の上に置きましょう。

Messer ナイフ

ナイフは右手の親指と中指でもち、人差し指で軽く押して使います。柄の端は、手のひらの真ん中に収まるようにし、外へはみ出ないようにしましょう。ボールペンのように持つのは正しくありません。ナイフを口に入れたり、舐めたりするのもマナー違反です。

Gabel フォーク

フォークは左手でもちます。フォークの先が下を向いた状態では、ナイフと同じように上側からもち、柄が手の平の真ん中に当たるようにします。フォークに食べ物を載せて口に運びたいとき、つまりフォークの先が上を向いた状態で使いたときは、左手の内側で回転させ、中指の上に載せて、親指と人さし指でもちます。このとき、柄の端は手から外に出ることになります。そして、食べ物を載せたフォークを、手首を曲げずに口へ運びます。顔をお皿の中へ入れるのではなく、手を持ち上げて食べましょう。

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Pause, Nachschlag 食事中の休憩、お代わり

食べている途中で休憩するとき、また、おかわりをしたいときは、ナイフとフォークを、お皿の上にハの字にして置きます。特に、小さいお皿の上では、フォークの歯が、ナイフの先端を覆うように交差させます。ナイフの刃は、自分の方(お皿の左下)に向けて置きます。

Nachtisch デザート

デザートを食べるための、小型のスプーンとフォークは、位置皿の上方に置いてあります。デザートが何であれ、スプーンだけ、フォークだけを使って食べるのではなく、両方を使って食べましょう。この時も、スプーンは右手で、フォークは左手で持ちます。

Das Essen ist beendet. 食べ終わったら

食べ終わったら、ナイフとフォークを、柄がお皿の右下のへりに載り、刃先がお皿の中心に向くように、平行に置きます。このとき、ナイフが右側で、刃がフォークの方を向くように並べます。

骨つき肉で練習

以上、基本的な Besteck (ベシュテック)の使い方でした。ウィーンのレストランでは、よく、骨つきのお肉が丸ごと出されます。例えば、Hühnerkeule (鳥のもも肉)。これをどれだけ美しく食べられるかで、熟練度がわかると言われています。

この写真は、私の大好きな Martinigans (11月11日、聖マーティンの祝日に食べる、ガチョウ)です。付け合わせは、普通のキャベツまたは紫キャベツ、それからクネーデルという団子と決まっています。

 

ウィーンで一番有名なダンススクール、エルマイヤーTanzschule Elmayer。 その3代目オーナーであるトーマス・シェーファー・エルマイヤー氏は、ダンス学校を継ぐまで、ドイツの企業に勤めていました。その会社の、一番重要な取引先は日本の企業で、エルマイヤー氏も、会社の代表として、日本へ行くことが何度もあったそうです。あるとき、日本側が、ドイツ人たちを食事に招待したときのこと・・・前菜が出されて、皆が食べ始めると、それまでの和やかな会話が途絶えて、日本人一同の冷たい視線が、一人のドイツ人に注がれています。エルマイヤー氏が、ふと、隣に座っているその同僚を見ると、”Er hat fürchterliche Tischmanieren! (ひどいテーブルマナーだ!)” ドイツ側は赤面の至り・・・というようなことにならないように、ウィーンの若者たちも、テーブルマナーをきちんと習います。食事のエチケットは、頭ではわかっているつもりでも、いざという時に、普段の習慣が出てしまうもの。家で食事するときも、ぜひ心がけてみてくださいね!





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