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日本で習ったダンスはウィーンで通用しない?!

ウィーンの舞踏会に参加する方のほとんどは、舞踏会の前にダンスレッスンを受けに来られます。そのレベルは様々で、まだダンス経験の無い方から、日本で出発直前に少しだけ習われた方、もう何年も熱心に習っていらっしゃる方までいらっしゃいます。その中で、レッスンの始めにショックを受けられるのは、日本でのダンス経験がある方たちであることが多いです。理由は、日本とウィーンでのダンスの教え方に違いがあるからです。

日本の競技会向けダンスVSウィーンの社交ダンス

ウィーンでのダンスは、Gesellschaftstanz ゲゼルシャフツ・タンツといいます。in Gesellschaft = 社交界 で踊るダンスという意味です。誰とでも直ぐに踊れるように、最初のレッスンから、リードとフォローの仕方を学びます。つまり、男性がフィーガーを決め、リードし、女性がそれに合わせてフォローします。教えるフィガーの順番もだいたい決まっており、まず基本ステップから、徐々に複雑なフィガーへ進みます。その目安として”ブロンズ” ”シルバー” ”ゴールド” ”ゴールドスター” というレベルに分かれていて、例えば「私はシルバーまで習いました」と言えば、どのフィガーまで踊れるのか分かって便利です。

 

日本で教えられているのは、競技会や発表会など、人に見せることを目的としたダンスがほとんどなので、生徒は早い段階からダンスのルティーン(フィーガーのコンビネーション、振り付け)を与えられます。いつも一緒に踊っている相手となら、この練習してきたルティーンを踊れば良いので問題ありません。しかし、舞踏会では、テーブル席の隣人や、仕事先の同僚など、まだ踊ったことのない相手と踊ることになるかもしれません。そうでなくても、大変混みあっている舞踏会のダンスフロアでは、そのルティーンを計画通りに通して踊るのは、ほとんど不可能です。男性は、他の人たちとぶつからないように、常に周りに気を配りながら、人々の間をすり抜けて動けるようにフィーガーを選び、リードする必要があります。

または、女性の方が、舞踏会でエスコートしてくれる男性を手配してもらった場合、彼のリードに合わせて踊ることになりますので、フォローの仕方を教わらなかった方は、どのフィガーを踊って良いのか理解できず、困ってしまう、という訳です。

リードとフォローの練習を

まだダンス経験の無い方は、ぜひウィーンでレッスンを受けてください。100年以上の歴史を誇る、伝統のメソッドで、誰でも直ぐ踊れるようになりますよ。舞踏会で必須のウィンナー・ワルツを始め、舞踏会でよく踊られるダンスを中心にお教えします。

日本でダンスを習われている方は、ルティーン無しで踊る練習もしてみましょう。お互いの動きや反応を観察する感覚が磨かれて、さらに上達できると思います。競技ダンスでも、熟練したカップルは、他の選手とぶつからないように、頻繁にルティーンでないフィガーを踊っています。

舞踏会ではさらに、オーストリアならではのポルカ・ギャロップとカドリーユも踊られますので、こちらも含めて事前レッスンを受けられることをお勧めします。

レッスンについてのお問い合わせは、こちら(公式LINE)で受け付けております。

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